注目度の高いテスラ「モデルS」ですが、一部からは「やめとけ」との声もあります…高額な本体価格や充電インフラ、故障リスクなど、購入前に考慮すべき要素は少なくありません。
本記事では、モデルSの特徴や注意点を整理し、自分に合った選択かどうかを見極めるためのポイントをわかりやすく紹介します。
テスラモデルSは高額な購入費がネックになる

燃費・維持費とガソリン車の比較

- 充電のコストは安くても初期費用が高め
- 定期的なメンテナンス費用は軽減しやすい
- 長距離移動時の充電待ちで時間ロス
テスラモデルSはガソリン車と比べると充電コストが安く、エンジンオイルの交換も不要なため日常的な維持費を抑えやすいメリットがあります。しかし本体価格が約1,000万円以上と高額であることが多く、総支出としては割高に感じる場面もあるようです。
充電環境が整っていない?

モデルSの魅力を十分に活かすには、自宅や出先での充電設備が必要になります。特に戸建て以外では200Vを確保しづらい場合もあり、不便を感じる例があるようです。まだ充電スポットが少ない地域では日常使いに支障をきたすことがあります。
近所や勤務先に充電器が設置されていないと厳しい面があります。自宅に工事を施すか、近隣の充電ネットワークを確認することが大切です。
初期不良や故障リスクはある?

一部ユーザーからは電子系のトラブルやセンサー不具合が報告されています。修理期間が長引くケースもあり、サポート体制が十分でない地域もあるようです。ただしアップデートが頻繁に行われることから、改善が期待できるとの声もあります。
整備拠点や部品供給に時間を要する場合があります。早めにサポートへ連絡し、必要に応じて代替手段を検討することが望ましいです。
テスラモデルSのインテリアや装備の評判

内装の質感に対する意見

- 価格と比較してチープに感じることがある
- 操作系がタッチパネル中心で慣れが必要
- シートの素材感には好みが分かれる
モデルSはシンプルで洗練されたデザインが魅力ですが、高級セダンの基準で見ると「チープに感じる」という声もあります。物理スイッチの少なさや大画面タッチパネルが特徴的な一方で、直感的な操作になじめず戸惑う人もいるようです。シートや内装の素材は好みに左右される部分が大きく、試乗を通じて見極めたいところです。
装備は充実している?

静粛性やエアサスを含む乗り心地は高く評価されています。大型ディスプレイでネットラジオやエアコン制御を行うなど、操作性は先進的です。ただしナビの使い勝手やオートパイロットとの相性は個人差があるため、試乗時に確認しておくと安心できます。
運転しながらの操作には慣れが必要です。あらかじめ目的を設定し、わき見を最小限にして安全運転を心がけましょう。
大画面操作のメリット・デメリット
17インチ級の大画面は一度に多くの情報を確認できる利点があります。しかし手探りでの操作は難しく、走行中は注意を削がれる恐れもあります。アップデートで機能は拡張されていますが、快適に使うには慣れと事前設定が大切でしょう。
最小限の物理ボタンは用意されていますが、基本はタッチパネルです。車内環境やナビ機能の多くも集中管理される仕様になっています。
テスラモデルSの使い勝手
サイズによる注意点

- 全幅が2m近いケースが多い
- 都心の狭い駐車場に入りにくい
- 曲がりくねった道で取り回しに苦労
モデルSのボディサイズは海外仕様のまま導入されているため、日本の道路事情では扱いにくい面があるようです。駐車場の制限や狭い道のハンドリングでストレスを感じる可能性も高いといわれています。大型車を普段運転しない方にとって、慣れるまで時間がかかるかもしれません。購入前に実際の駐車環境をシミュレーションしておくと安心です。
取り回しの難しさはある?
長いホイールベースと重量のある車体が相まって、小回りの利きは良いとはいえません。郊外や広い道路では快適ですが、都会の立体駐車場などでは注意が必要です。
低速でも反応が良いため、スタート時の加速感は優れています。ただし大柄な車体なので、周囲への気配りは十分必要です。
オートパイロットとの相性
モデルSではオートパイロットがアシストしてくれるため、高速や渋滞時の負担が軽減されます。ただし日本の道では識別できない場面や、白線が不鮮明な箇所で作動をオフにしなければならないケースも報告されています。
手放し運転は認められていないため、常に監視が必要です。あくまで補助機能と割り切り、自分自身で操作する心構えが大切でしょう。
テスラモデルSは本当にやめとくべき?
購入前に確認すべき3つのポイント
- 自宅や職場の充電設備を整えられるか
- 予算や維持費に無理はないか
- 駐車スペースや使用環境が適しているか
最先端の走行性能やエンジンオイル交換が不要な点など、魅力にあふれるモデルSですが、やはり検討時には充電インフラとコストの見合いが重要です。大きな車体による駐車の難しさや故障対応の遅さといったデメリットも踏まえ、自分のライフスタイルと合致するかをしっかり見極めることが大切でしょう。周囲の評価だけに左右されず、実際に試乗して判断するのがベストです。
結局コスパはどうなの?
一般的にガソリン代より充電の方が割安ですが、購入時の車両価格やメンテナンス条件によってはトータルコストが想定より高くなる例もあります。そのためライフサイクル全体を考慮した判断が欠かせません。
燃料費だけを見ると得な面はありますが、高額な車体価格とのバランスに注意が必要です。総合的に検討することで後悔を減らせるでしょう。
記事のまとめ
- 購入価格は1,000万円以上になるケースが多い
- 内装や操作性が独特で慣れが必要
- 充電インフラ整備の不十分さに注意
- サイズが大きく取り回しが厳しい場面も
- 故障対応に時間がかかる事例がある
- オートパイロットは補助機能と考えるべき
テスラモデルSは斬新な魅力を持ち、走行性能も高く評価される一方で、充電環境やサポートの問題、そして高額な初期投資がハードルになるモデルです。
やめとけという声は、このようなリスクや準備不足による失敗事例も背景にあります。自分の生活環境や予算との兼ね合いをしっかり見極め、必要な情報を集めてから購入を検討すると良いでしょう。