テスラの乗り心地は「高速域での安定感が抜群」という好評価と、「路面の凸凹を拾いやすい」という不満が混在しています。実際、硬めのサスペンションはどんなメリットがあり、家族利用には向いているのでしょうか？ この記事では、硬さの理由や改善策まで詳しく解説していきます。
テスラの乗り心地が硬めという声の理由
後席・評価やサスペンション設定に問題
- 後席のリクライニングがないため、姿勢を変えにくい
- 標準サスペンションが硬めで突き上げを感じやすい
- ホイールサイズが大きいほど乗り心地に影響が出やすい
テスラの後席はリクライニング機能がなく、ミニバンから乗り換えた際には硬い印象を受ける場合があります。さらに標準サスペンションのセッティングがスポーツ寄りのため、路面からのショックが直接伝わりやすいとの声も。
とくに19インチ以上のホイールを装着している場合、乗り心地の硬さが際立つようです。
街乗りでは？
市街地を走るときには突き上げを感じることがある一方、ロードノイズや室内の静粛性は年々向上しているという報告もあります。実際、乗り心地に慣れてくると不満を感じなくなるケースも多いようです。
少し硬めではありますが、運転の仕方や空気圧調整で和らぎます。段差をゆっくり越えるよう意識するだけでも家族の不快感は軽減できます。
高速道路では？
高速巡航時は低重心の特性もあって直進安定性が高く、スポーツセダンのような楽しさを味わえるという声が多いです。ただし長時間走行では車幅が広いため、駐車場などでは取り回しに気を使うかもしれません。
高速では硬さより安定感が際立ち、ハンドリングも良好です。シートのフィット感が高いので、思ったほど疲れにくいという意見が目立ちます。
グレード別のテスラ乗り心地
RWD・ロングレンジ
- RWDモデルは比較的サスペンションが柔らかめ
- ロングレンジは重量増加で安定感がある
- 試乗時のホイールサイズに注目する必要がある
テスラのモデル3やモデルYでは、RWDモデルのほうがややソフトな傾向があるようです。一方、ロングレンジはバッテリー容量が大きく重い分、高速巡航での安定感がアップするとの意見があります。
ただし、ホイールサイズやタイヤの種類が変われば、乗り心地の評価も変わるため、試乗の際は確認しておきたいポイントです。
パフォーマンスモデル
パフォーマンスモデルではさらに足回りが硬めに設定されており、20インチなど大径ホイールを履くケースが多いです。そのため路面からのインパクトは増しますが、加速性能やカーブでの踏ん張り感を重視するユーザーに好まれています。
通勤や街乗りがメインならRWDのほうが快適です。パフォーマンスは走りを重視する人におすすめですが、突き上げは感じやすいかもしれません。
ホイール交換とサス調整
乗り心地が気になるオーナーの中には、純正より柔らかいタイヤやホイールサイズを小さくするなどの工夫をしている方もいます。これにより突き上げ感が緩和される例も報告されています。
タイヤ交換やホイールダウンは数万円程度から可能です。サスをカスタムする場合はさらに費用がかかる場合があります。
【テスラ乗り心地】家族との長距離移動
チャイルドシートや荷物の積載で注意する点
- 大人が3人乗る場合は足元が狭く感じるケースがある
- 荷物やチャイルドシート配置によって姿勢が制限されやすい
- 路面の継ぎ目を越えるときの突き上げ感が増幅しがち
後席の広さ自体は悪くないという声がある一方、チャイルドシートを設置するとスペースに余裕がなくなる場合があります。ラゲッジルームの容量は確保されていますが、乗員が増えると姿勢の自由度が限られてくるため、凸凹の多い道路では乗り心地の硬さが際立つ可能性も。
リラックスできるか？
一部のオーナーからは、慣れてしまえば突き上げはそこまで気にならないという声もあります。むしろ静粛性や加速性能に満足している例が多く、総合的なドライブの楽しさが評価される傾向です。
後席に座る人が敏感だと硬さを感じやすいです。短距離移動なら問題ありませんが、長距離だと休憩をこまめに取るとよいでしょう。
走行モード切り替えの活用
テスラ車には加速モードの違いはあっても、サスペンションの硬さを大きく変えられる機能は少ないです。そのため、アクセルやブレーキの踏み方を工夫し、路面の衝撃を和らげる運転スタイルを心がけると快適性がアップするといわれています。
高速域では安定しやすいですが、段差やうねりが続く区間はゆっくり走るほうがストレスが少ないでしょう。
【テスラ乗り心地】静粛性向上と今後への期待
改良点や要チェック部分
- 車内の静粛性が徐々に改善されている
- シート形状や素材が見直され、疲労感が軽減
- ソフトウェアアップデートで操作性が向上
大幅改良モデルでは車内の遮音性能が向上し、以前に比べてロードノイズが減ったとの声が寄せられています。また、シート自体の作りが変化し、長時間乗車していても疲れにくいという評価も。
テスラ独自のソフトウェアアップデートにより、操作画面や走行アシスト機能が改善されるのも特徴です。
乗り方次第で変わる印象
硬めな足回りはスポーティに走らせたい方には高評価ですが、ふんわり乗りたい人には合わない可能性も。タイヤや空気圧、加速・減速の仕方を変えるだけでも体感は違うので、気になる方は試行錯誤をおすすめします。
推奨空気圧は標準値を守りつつ、快適性重視なら少し下げる方法があります。ただし燃費性能とバランスを見ながら調整してください。
記事のまとめ
- サスペンションが硬めでスポーティさを重視
- RWDやロングレンジで多少乗り心地が異なる
- 大径ホイールは突き上げを増す可能性
- 家族乗車では後席の角度や空間に注意
- ソフトウェアアップデートで操作面の改善
- 試乗や調整で自分好みの乗り味を探るのが大事
テスラの乗り心地は、硬めながらも高速道路での安定感や静粛性など、多くの魅力を秘めています。
タイヤ選びや運転スタイル次第で感触が変わるため、実際に試乗して自分に合った感覚かどうかを確かめることが重要です。
ご家族での利用を考えるなら、後席の居住性を事前に体験しておくと安心でしょう。
詳しくは公式サイト（テスラ公式ページ）で最新情報をご確認ください。
